ネットワークスライシングとは

コンピュータの基礎知識
この記事を書いた人
井上 周

WEBのバックエンドエンジニア。金沢大学大学院→株式会社マイベスト。
最も得意な言語はRuby(Rails)。その他、GoやPython、TypeScriptsを使った開発を行っています。

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こんにちは!!金沢で学生をしています、あまね(@isaka122)です!

ネットワークスライシングとは?

ネットワークスライシングとは、その名前の通り、ネットワークを仮想的に分割する技術のことです。

新しい携帯通信規格の5Gに向けて大きく役立ちます。

ネットワークスライシングの背景

ネットワークスライシングの背景には、昨今のネットワーク事情が絡んでいます。

昔は1人1台の携帯電話を持ってそこからインターネットにアクセスしていましたよね。
ですが、だんだん1人2台持ちになり、そのうちタブレット端末やスマートウォッチといったウェアラブルデバイスが登場し、1人がインターネットに接続する端末の個数が増加しています。

「IoT」という言葉が流行っていますが、これからどんどんインターネットに接続する端末は増加していく傾向にあります。

ネットワークや資源には限りがあるので、効率的に使っていく必要があるのです。

そこで使われているのが、SDN(Software Denied Network)やNFV(Network Function Virtualization)、そして今回紹介するネットワークスライシングです。

ネットワークスライシングの仕組み

ネットワークスライシングでは、用途に応じてデータを通信する帯域を変えます。

これから5Gの登場などで、データの通信はいろいろな目的に分けられるのです。

例えば、

  • 自動運転や現金のやり取りなど、「低速でも高信頼な必要がある通信」
  • VRデータやライブ配信など、「低信頼でも良いが高速である必要がある通信」

こうした2つの用途があります。

従来の方法ではこの2つのデータを同じ帯域の回線で通信していました。

でも、それだとネットワークが混雑してしまうのです。

そこで、ネットワークスライシングを用いて、同じ物理ネットワークを仮想的な2つのネットワークに分割します。

そしてデータの種類に応じてどちらかのネットワークを通すようにすればネットワークを効率的に使うことができますね!

参考サイト

ネットワークスライシングについて

[ケータイ用語の基礎知識]第857回:ネットワークスライシングとは
「ネットワークスライシング」とは、ネットワークを仮想的にスライス、つまり分割する技術のことです。
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